公益社団法人 日本ゲートボール連合

国民スポーツ大会[公開競技]ゲートボール競技会

2023年 ギャラリー 

入賞の都道府県チーム紹介

女子第1位 埼玉県
2017年愛媛国体以来、2回目の第1位に輝く

 

2017年愛媛国体で初めて第1位となったときのメンバー2名に、全国ジュニア大会を経験している20代プレイヤーや朝霞市のシニアプレイヤーが加わった新たなチーム。決勝戦では、序盤から積極的に得点を重ねる逃げ切り策で相手を振り切り、2回目の第1位に輝きました。
作戦を担当した相馬 嘉監督は「ムラのあるコートだったので、メンバーに無理をさせない作戦を心がけました。自分としても国体監督としては初の第1位で、ずっと欲しかった金メダルなのでうれしいです」とのこと。その相馬監督とプライベートでもパートナーである相馬美緒選手(29)は「1試合でも多くプレイしようと一つひとつの試合を大事に戦ったことがこの結果につながったと思います。ジュニア時代からプレイを続けてきて全国で初の金メダル、すっごいうれしいです」と弾ける笑顔で語ってくれました。

男子第1位 岐阜県
前回の栃木国体に続いての2連覇&通算5個目の金メダルを獲得!

 

「大垣心友会」のチーム名で各全国大会で優勝を含め活躍する20〜30代中心のチーム。公開競技となって初の2015年和歌山国体で第1位に輝くと、2017年愛媛国体と2018年福井国体を連覇。そして、前回の2019年栃木国体で第1位に返り咲き、今回2回目のV2と通算5回目の国体制覇をなし遂げました。
決勝戦では、終盤までシーソーゲームとなりましたが、最後に上がりを決めて逆転勝利を収めました。
「とくに今回は毎週のように練習を重ねてきて、自分たちのコートにいろんなチームも来てくれて一緒に練習したりと、それらの練習の成果が出た感じで良かったです。また次も予選からがんばります」(島田龍明主将・34)

男子第2位 鹿児島県
2015年和歌山国体以来、2回目の第2位

 

「霧島クラブ」のチーム名で各全国大会で活躍している30〜70代選手によるチーム。国体には3回出場し、2015年和歌山国体で第2位に入賞。このときも、決勝戦で今回と同じ岐阜県に敗れての第2位でした。
「今回はリーグ戦から岐阜県と同じリーグになり、1敗をしてしまってからの岐阜県戦だったので、このときは得失点差を考えた作戦で勝つことができました。決勝での再戦では、自分たちの今の力を出し切ることはできたと思いますが、相手のほうが上手でした。地元開催での国体だったので、絶対に勝ちたいという気持ちが強かっただけにくやしいです」(郷原悠平主将・30)

女子第2位 大阪府
新チームで大阪府として3回目の入賞

 

2015年和歌山国体第1位、2018年の福井国体第3位という実績を持つ大阪府。今回は、今年の全国選抜大会女子クラスで優勝した「虹」という70〜80代選手によるチームでチャレンジし、3回目の入賞に輝きました。
「リーグ戦からよたよたしながらも、なんとか決勝戦まで上がってきましたが、最後は残念でした。ここまでこられたのはやはりチームワークの力だったと思います」(廣瀬揚子主将・72)

男子第3位 徳島県
平均年齢22歳の最年少チームが初入賞

 

「小松島ネクサス」のチーム名で、全国ジュニア大会男子1部クラス優勝、全日本選手権大会第3位の実績を持つ平均年齢22歳の最年少チームが国体初入賞。
「準決勝の鹿児島県戦では、実力は相手のほうが上なので普通に試合をしたら負けると思い、作戦で先手を取ったりといろいろ考えながら試合を進めましたが、上手く回らなかったです。メダルをとれてホッとはしているものの、やはり決勝の舞台に立ちたかった、すごくくやしいです。今後は、メダルの色は運だと思うので、とにかくメダルを取り続けられるチームになりたいです」(米山知宏主将・25)

 

女子第3位 熊本県
2018年福井国体ベスト8からの初入賞

 

熊本市の選抜チーム「ひまわり」のチーム名で今年の全国選抜大会女子クラスで第3位に入賞した70代チームが国体でも第3位に初入賞。
「福井国体の決勝トーナメント1回戦で負けた岩手県に、今回は第3位決定戦で勝てたので良かったです。メンバーは私のいうことをきいてプレイしてくれるし、私もメンバーを信じて采配が出せる、チームワークでここまで来ました。今年の全国選抜大会でも第3位だったので、本当は決勝までいきたかった。けれど、来月10月には、すでに沖縄で来年の佐賀国体の九州地域予選が待っているので、それに勝って、来年またがんばりたいと思っています」(高濱希三子主将・75)

 

注目の都道府県チーム紹介

女子 広島県
女子最年少18歳を擁して初出場

 

日本ゲートボール連合主催の各全国大会で活躍する広島楓の女子チームで、18〜60歳のメンバーが揃います。もともと広島楓は、辛島陽子主将(3番)が唯一の女子メンバーでしたが、2017年の全国ジュニア大会女子1部クラス優勝のクラーク記念国際高等学校広島キャンパスのメンバーや、社会人大会出場をきっかけにプレイをはじめたメンバーなどが徐々に集まり、ついに国体女子初出場を叶えました。
女子最年少18歳の山路葉樹(はづき)選手(7番)は辛島主将に誘われてプレイをはじめ、全国ジュニア大会を経験したメンバーでゲートボール歴は4年。ゲートボールの魅力は「ボールにタッチできないとくやしいという気持ちがモチベーションになっています」とのこと。チーム一丸となって決勝トーナメント戦進出を目指すも、残念ながらリーグ戦敗退となりました。

男子 徳島県
平均年齢22歳の最年少チームながら優勝候補の一角

 

2018年の全国ジュニア大会男子1部クラス優勝と全日本選手権大会第3位という輝かしい成績を持つ小松島ネクサスのメンバーによるチーム。本競技会は2回目の出場で、前回の栃木国体ベスト8。休日に小松島のシニアメンバーと一緒にゲーム形式の練習を重ねてきました。
「今年は全日本選手権大会の県予選に敗れたので、国体に賭けています。前回のベスト8以上、メダルをねらいます」(米山知宏主将・25)

男子 島根県
2017年の愛媛国体第2位メンバーが久々の登場

 

2017年の愛媛国体で第2位に輝いた出雲市の神門(かんど)メンバーが主体のチームで、国体出場はそれ以来。27〜76歳のメンバーのうち、20〜30代の3名は全国ジュニア大会優勝多数の出雲西高校OBメンバー。リーグ戦では、優勝候補本命の鹿児島県を破る活躍を見せました。
「自分たちはどちらかという攻撃型のチームで、ここぞというときにメンバーが決めてくれるので心強いです。久々の全国大会の舞台ですが、強いチームと対戦できるのが楽しい。目標は決めていないけれど、とにかくたくさん試合がしたいです」(勝部幹大主将・28)

 

女子 鹿児島県
開催県チームがリーグ戦敗退の波乱

 

鹿児島県内の各地域で活躍している選手で編成した選抜チーム。地元の期待を背負ってプレイしましたが、残念ながらリーグ戦敗退という結果に。
「うまくやろう、勝ちたい、なんとしても決勝トーナメント戦に進みたいという気持ちが強すぎて、空回りしてしまいました。知らないうちに開催県チームとしてのプレッシャーを感じていたのかも……。また、鹿児島は人工芝コートのドームが充実していて、そこで練習したり大会をしたりする機会が多いので、天然芝コートでは弱いですね、残念です」
(中村洋子主将・73)

男子 岩手県
最年少16歳を含むチームでリベンジ挑戦

 

前回の栃木国体では20〜30代メンバーで第2位に輝いた岩手県ですが、今回はミドル〜シニア中心のe-maxチームに16〜30歳の若い3名を加えた編成でリベンジに挑戦!
今競技会最年少16歳の切明畑智稀選手(5番)は、小学2年生のときから地域でプレイをはじめ、全国ジュニア大会に今夏も含め出場した経験を持ちますが、国体は初出場。
「やはり国体は緊張感が全然違います。ゲートボールは勝ったときにみんなで喜べるところが魅力です。今回の目標は第3位までに入賞することです!」(切明畑選手)

女子 福井県
ゲン担ぎのユニフォームで福井県として4回目の入賞を目指す

 

越前市と南越前町の合体チームで、このメンバーでは国体初出場。ふだんは、越前市と南越前町でそれぞれ練習していますが、今競技会に向けて合同で基本練習に励んできました。
国体女子では過去3回入賞している福井県ですが、長谷川富枝主将(2番・69)は、2016年の岩手国体第1位、2018年の福井国体第2位を経験しているベテラン。会場のどこにいてもすぐにわかるユニフォームも目立っていました。
「実はこれを着るとなぜか勝つことが多い縁起の良いユニフォームでもあるんです。この目立つユニフォームで福井県として4回目の入賞を目指します」(長谷川主将)

開始式

全国の10地域と開催県(鹿児島県)予選会を勝ち抜いた男女各16チームが開始式に臨みました。

今川啓一競技会会長(日本ゲートボール連合 専務理事)は「ゲートボールは多様性の時代にマッチしたスポーツ。各地域の精鋭が参集した今大会では相互の交流を深め、思い出深い大会にしてください」と選手にエールを贈りました

開催地・指宿市の打越明司市長は「今大会は新型コロナウィルスの影響で延期され、3年間待ちました。その間に準備等でたくさんの汗をかきました。そんな思いを受けとめて最高の成果を発揮してください。また、指宿市で本日からはじまる温泉まつりも楽しんでいってください」と歓迎のあいさつをされました

開催地の鹿児島県チームを代表して、四位正博選手(左)と、禱(いのり)弘子選手による選手宣誓

燃ゆる感動かごしま国体のマスコットキャラクターで指宿市の名物である砂蒸し温泉にちなんだ「すなぶー」も開始式に登場。来賓の皆様や大会役員と記念撮影

大会ボランティアに立候補してくれた指宿市立指宿商業高等学校の11名の皆さん。得点ボートなどを担当していただく予定

公開練習&組み合わせ抽選会

いよいよ明日2023年9月23日(土)・24日(日)、鹿児島県指宿市の指宿市営陸上競技場(天然芝コート)で「特別国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)[公開競技]ゲートボール競技会」を開幕します。

 

指宿市で日本ゲートボール連合主催の全国大会が開催されるのは、2002年の第4回全国社会人大会、2012年の第27回全国選抜大会、2018年の第33回全国選抜大会に続いて、今回が4回目。

 

前日の会場は快晴、気温は30度。木陰に入ると秋の気配は感じられるものの、まだまだ暑い指宿市。そんな中、多くのチームが公開練習に参加し、念入りにコート状況を確認する姿が見られました。
野芝の天然コートは、きれいに整備されているものの、一部に窪みがあったり、芝根が張っている箇所も見られたので注意が必要です。

 

14時からは、リーグ戦の組み合わせ抽選会が会場内の指宿総合体育館で開かれ、出場チームの監督などが参加。 
1人ひとり抽選券を引くたびに、会場からはどよめきやため息、中には頭を抱える監督の姿も!

 

※リーグ戦の組み合わせは、こちらからご覧いただけます。

 

なお、明日からの大会の結果や模様は随時、当ウェブサイトをはじめ、日本ゲートボール連合公式のLINE、Facebookページ、X(旧Twitter)でもお伝えしていく予定ですので、ぜひご覧ください。

 

撮影/伊藤 守

 

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